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今年の5月から聞き始めたラジオドイツ語講座
春期分の講座は9月末をもって修了
9月最終週は、復習の内容なので
講座としては9/19が最終日
テキストとCDを1ヶ月に1セットずつ買って
いつもより早起きして
月・水・金の週3日、15分ずつ聞いてました
聞いた日は白星☆、聞けなかった日は黒星★を
ラジオ体操のスタンプのように手帳に書き込みつつ半年
☆の数を数えたら、54個ありました
★の数は4個、出張と寝坊のため
聞きそびれた日があっても
学生の頃のように途中でくじけなかったのは
私もちょっとは大人になったということでしょうか
やっぱり一つの言語いうのは奥が深いのですが
他言語に触れるということは、世界をのぞき込む窓がひとつ増えるようなものだと
講座の担当者がおっしゃっていました
引き続き半年、秋期講座もがんばってみます
さて、10月新開講の秋期ドイツ語講座
ドイツ語学習者の中では名作と呼び名の高い
昨年度の講座の再放送
タイトルは"Die geheimnisovolle Frau"
入門編とは思えない単語の長さ
日本語訳は「謎の女」
ドイツ語初級文法のポイントを押さえながらの
6ヶ月連続のラジオ小説のようなもので
登場人物は、薬学者の男1人と、アジア系の美女1人
ドイツの列車(ICE)の中で乗り合わせた2人が
会話を交わしながら、お互いをプロファイリングしていきます
いくつかのやりとりの後、薬学者はこの女からすすめられたコーヒーを飲むのですが
これに眠り薬が入っている
次の場面では、薬学者のカバンと女のカバンがすりかえられています
この薬学者、盗られてはいけない情報を、女に盗まれたらしいのですが
続きは、11月号ということで
女:「顔色が青いわ。」
男:「気分が悪いのです。…とても、眠い。」
女:「眠いの?それはよかったわ。よくお眠りなさい。」
ラジオ語学講座で毒を盛る主人公って、会ったことないです
すべて初級文法というところが、また素晴らしい
9月29日(月)新開講 ラジオ第二放送 6:45~7:00AM(←宣伝)
ところで、先日申し込みを済ませてきました
とりあえず、レベル判定してみます
私のドイツ語、中学生の英語くらいになっているといいな…
「ドイツ語とかけて、青春ととく、そのこころは?」
「性に悩みます。」
橋本政義著 「ドイツ語名詞の性のはなし
」 まえがきより
ドイツ語学習、最初の壁らしきものにぶちあたった
名詞の性が男性名詞、女性名詞、中性名詞、と3種類あり
正確な文を作るにあたって、形容詞のついた文も、複数形の入った文も
これを覚えていないと、にっちもさっちも行かない
男性名詞ではder
女性名詞ではdie
中性名詞ではdas
英語のtheにあたる定冠詞を、名詞の前につける必要がある
das Bier
ビールは中性名詞、というのは刷り込まれた
der Wein
ワイン、紅茶、コーヒーなどの飲み物は男性名詞らしい
die Suppe
スープは女性名詞
ここらへんは、ふーん、そうなのか、とやりすごした
さて、基本に返って、
der Vater
お父さん、は男性名詞
die Mutter
お母さん、は女性名詞
das Kind
子ども、は中性名詞なのは、なんとなくわかる
das Madchen (ウムラウト省略)
少女、も中性名詞
なるほど、女性として花開くまでは中性、ということか
die Sonne
太陽が女性名詞…スペイン語では男性名詞(el sol )
der Mond
月が男性名詞…スペイン語では女性名詞(la luna )
同じヨーロッパの言語でも単語の性別は異なる
目が中性名詞
鼻が女性名詞
口が男性名詞?
むうう…
der Busen
乳房が男性名詞、というところまでくると、おかしさがこみあげてきた
これは、男性、女性、中性という名前に振り回されているだけなのではないか
ひょっとしたら、性別というのは、実は全然関係ないのではないか、と思い始めて
冒頭で引用した本を一冊、図書館から借りてきた
名詞の性の解説だけで139ページ…
これは奥深い…
曰く
「文法上の性についても、その成立の基礎になったものは、人間や動物の自然の性である。
…(中略)つまり事物や概念には、類推によって文法上の性が与えられたものと考えられる。」
ヘルマン・パウル「言語史の諸原理」より
おっ…
ということは、やっぱり性別の特徴をもってして、名詞の性というのは分類されているのだ
「具体的には比較的大きい物、強力なもの、能動的なもの、堅固なもの等には男性が与えられ
比較的小さい物、弱々しいもの、受動的なもの、やわらかなもの等は女性になり
未発達のもの、集合的なもの等は中性である。」
サメ、イカ、タコ、マグロ、ナマズ、イワナ、ニシンは男性名詞
フナ、マス、クラゲ、イソギンチャク、ホタテ貝、カキ、カニは女性名詞
ふむふむ
「太陽と月について比べてみると、北方の民族にとって太陽は穏やかで時として弱々しく、また万物を育成する母性的なものとみなされる。…(中略)寒い夜空にこうこうと輝き冴えわたる月は、強い男性的なものと写ったに違いない。
したがってドイツ語では太陽は女性名詞で月は男性名詞となる。」
なるほど、
ドイツの北緯の高さも考慮にいれなければいけないのか
日本でも、何か似たような事柄があったような…
そうだ!漢字!
奴、好、如、妃、奸、妄、妊、妙、妥、妨
妓、妖、妹、妻、始、委、姉、妬、姓、姑
なぜ「女」がつくのか説明できるものもあれば
辞書をひかなければその由来が説明できないものもたくさんある
「男」がつく漢字を並べてみようかと思ったけれど
男はそもそも「田づくり」の下の「力」だったので
おとこへん、という漢字は存在しなかった
「嬲る」の部首は「女」だった
すごい漢字だな
でも漢字を書くときに、別に「おんなへん」と意識して書いているわけでもない
ドイツ語の名詞の性別も、ドイツ人にとっては同じことなのかもしれない
私たちにとっては、ほかにも「さんずい」「きへん」「てへん」「ごんべん」「にんべん」
「くさかんむり」「うかんむり」「にくづき」「れっか」「しんにょう」などの使い分け
ドイツの子どもたちは、ドイツ語を覚えるときに
きっと聞いたままを真似して、無意識のうちに全部覚えていったんだなあ
日本の子どもたちも、ひたすらノートに書いて書いて書いて
ドイツの子どもたちも、日本の子どもたちも、えらいなあ
このあとは、語尾によって見分けられる性別
由来によって見分けられる性別
歴史上の単語の変化によって見分けられる性別
などの記載が続きますが
結局は、ごちゃごちゃ考えないで、丸覚えしたほうが早そうだ
という結論に至りました
人間の長い歴史の中で発展してきたひとつの言語、
2、3ヶ月勉強しただけでは、全貌がわかるのはまだまだ先
以上、ちょっと道草をくいましたが
なかなか有意義な道草でした
学生時代には本当にお世話になった
NHKラジオ語学講座からしばらく遠ざかっているうちに
語学講座がらみでは、ここ数年は変化・変遷の年だったらしい
本屋さんのNHKテキストコーナーをちょっと眺めると
場所を占有している割合が一番多いのは、英語
中学生向けや社会人向け、最近は題材をとりあげてのトピック英語、小学生向けの英語
NHKのラジオ講座は、必要を感じて語学学習を始めた人の
ペースメーカー的な存在であるらしい
毎日決まった時間に、決まった分量の外国語を耳にする
ほんのちょっとずつの積み重ねが、継続することによって雨水のように力が貯まっていく
本屋さんですぐに目につく変化は、英語の次にどっさり積み上げられているNHKテキストが
韓国語講座(ハングル語)であるということ
次に多いのが、中国語
理由は、韓流ドラマ人気や、中国のビジネス市場の成長、かな
(注:ハングルは朝鮮半島で使用される文字のことで、ハングル語という言葉は実際には存在しない)
ラジオ番組というものはテレビのように視聴率を調べることが難しいらしい
番組の聴取率を計る指針は、リスナーからの手紙、葉書の量
語学講座のようにテキストがあれば、テキストの販売量
NHK第2放送での各語学講座は、リスナーが一番聞きやすい時間帯に人気講座が割り振られる
リスナーのライフスタイルの変化にともなって、2008年度からNHKが放送時間帯を大幅に変更
放送のメイン時間帯を夜に変更し、6:30pm~10:30pmまでが、主流の英語講座の放送にあてられた
その放送時間帯変更にともなって、英語以外の語学講座がちょっとした選択をせまられた
独・仏・伊・西・中・韓・露の7ヶ国語
2007年度まで月~土曜日、各日20分ずつ週120分の放送時間があったのだが
2008年度からの番組編成では月~金曜日まで、各日15分ずつ週75分のみ、割り当てられることになった
他言語学習者にとって週45分の接触量の削減、年間にして約40時間の減
この差は大きい
この番組編成の構想を聞いて、各語学学会が怒った
2007年4月5日、イタリア学会、韓国・朝鮮文化研究会、中国語教育学会、朝鮮語研究会、日本イスパニヤ学会、日本中国学会、日本中国語学会、日本独文学会 、ドイツ語教育部会、日本フランス語教育学会、日本フランス語フランス文学会、日本ロシア文学会、日本ロマンス語学会
各学会会長が連名でNHKに要望書を提出
その後、各学会代表者9名と、NHK会長が会見を持つに至った
要望書には、胸が熱くなった
日本には、こういう方々が厳然といらっしゃって
ただ安穏とラジオのスイッチを押すだけの私のようなものを、庇護していて下さるのだ
この会見の結果、NHK側が改善策を申し入れた
時間帯編成にあたっての、月~金15分枠はそのままで移行させていただくが
そのかわり別時間帯で、月~土20分枠を新たに各外国語に割り当てる
その新たな枠は、アンコール枠で
過去、好評だった放送の再放送にあてる、というもの
かくして、各語学学会の働きかけにより、今年度の英語以外の他言語学習者は
15分×5日間=75分に加え、20分×6日間=120分、一週につき合計195分という接触量を獲得するに至った
年間にして、約66時間の増
40時間もの時間を、知らずに失っていたはずだったのに
学会の方々のご尽力で、より多くのものを私たちは得ることとなった
さて、私が5月から学び始めたドイツ語
ドイツ語講座のアンコール枠は昼12:40~13:00までと
会社員にはなかなか聞きづらい放送時間帯なのだけれど
この講座が、魅力たっぷりの講座で、テキストを見ているだけで涎が垂れる
月・火…日本語で書かれた小説や物語をドイツ語に翻訳する講座
「いやいやえん」「注文の多い料理店」「因幡の白うさぎ」など
水・木…「読んで味わうドイツ語」
カフカ、ハイネ、ヘッセ、トーマス・マンなどの文学や手記
金・土…「歌で味わうドイツ語」
ドイツの民謡、童謡、クラシック音楽、ミュージカル音楽など
歌詞付き、楽譜付きで
「応用編」と名がついている以上、私のようなへっぽこ初学者など歯がたたない代物なのだけれど
そこは、「上級編」というタイトルではないから、と甘えさせていただいて
どうにかこうにか講座の録音の手段を講じて
帰宅後、テキストを開いて、耳を傾けることにしてみた
昔、学生時代に受けた恩師の授業のようで、懐かしくて、あたたかい
語られる世界に非常に深みがあって、教授は自分の中にあるものを語ることを楽しんでいる感じ
語られている私たちは、実体験も知識もともなわないので、教授がどんなに深い造詣をお持ちなのかわからないでいて
ただ、聞いているだけに徹する、という
でも、講座を聴いていると、不思議と口の端が上がってしまうのだ
なんともいえず、楽しい時間
まだ学習を初めて2ヶ月とちょっとしか経っていないけれど
この世界に飛び込んでみたら、新しい動機が次から次へと湧き上がってきて
しばらくは、続けていけそうです
各語学学会会長様、大切な、ラジオ講座の時間をありがとうございます
日本の片隅で、テキスト片手に胸をわくわくさせながら
来週もがんばります
5月1日からドイツ語学習を始めた
外国語教材を選ぶときは迷わずNHKラジオ講座を選ぶ
テキストが安価で、文法配列と用例が適切で、解説はその筋のオーソリティー
耳で言葉を聞き、目で文字を追い、口を動かす
これを無心にこなしている時、何かの化学物質がじわーと体中を巡る
週3回、講座が始まる2分前に目覚ましをセットして
起きたら顔を洗ってテキストを持って、寝室から一番遠い部屋まで通う(徒歩20歩くらい)
で、ソファに座ってラジオのスイッチをぽちっと入れる
ラジオの置いてある部屋まで嬉々として先導し
講座中もソファ後ろの窓に陣取って、満足そうな顔で飼い主を見守っている
自分が好きな分野で、動機が続くもの、
というと私の場合、言語になるので
児童文学とはいえ、文学に触れていると
結果的にドイツ語の文献に行きつくことが多かった
ドイツ語には、文学と芸術の香りがただよう
役に立たないけど、何だかロマンティック
それを習おうと思った時に習えるなんて、大人の贅沢かも
次は目標の設定
数ヶ月単位での努力目標は?
通過点での実力測定は?
目標がうやむやになった時、簡単に挫折する
学習中止にリスクをともなうほうが、継続できる
と、以前、友人に教わった
ゴール:
(何年かかってもいいので、これができるようになりたい、というゴール)
・ 「みつばちマーヤの冒険
」を原書で読んで理解できるようになる・ 「ハイジ(LibriVox ドイツ語版)
」を耳で聞いて理解できるようになる・ ヘルマン・ヘッセ「デミアン」を原書で開いてみる
・ 入門編の講座が終わる9月に「歌の翼にのせて」を自分で和訳する
・ 2008年11月23日に「独語検定」を受けてみる(級未定)
半期ごと(9月・4月)に目標は設定しなおすとして
まずは、事始
言語が発展する道のりは音声言語から文字言語
近くにいる人に自分の気持ちを伝えるため、音声言語が発達し
やがて遠くにいる人に伝えるための文字言語が生まれた
私にドイツ語を教えてくれた恩師は
第二次世界大戦中のシベリア抑留で
捕虜としてロシアの牢屋で5年の歳月を過ごした
部屋には一緒に放り込まれたドイツ人
恩師はあまりにも孤独で退屈だったので
紙もペンもないところで
そのドイツ人からドイツ語を教わった
2人とも共通の言語は持っていなかった
最初の言葉は「わたし」と「あなた」
それから体についている部分の名前
それから数、それから方向
それから思いつく限りのすべてのもの
言葉を覚えることだけが唯一の娯楽だった
教えてもらった単語を反芻する時間はたっぷりあった
何より言葉を発していなければ人間であることを忘れてしまいそうだったのだろう
帰国後、覚えた単語を思い出す時は、寒さや空腹まで思い出しただろうか
恩師はドイツ語を教授する時も
この文法がこう、この活用がこうなどという説明はしなかった
ただウムラウト(ドイツ語独特の母音)には口やかましかった
「君はウムラウトがまだわかっていないようだな。
やってごらん、こういう音だ。」
と、単純に発音を繰り返し、何度もモデルを見せる
恩師のウムラウトは美しかった
ドイツというよりはロシアの風の薫りがした
世の中には少数民族言語というものがある
言語として発達してきたが
話者が少ないため21世紀末には
絶滅してしまうだろうという言語
動物もそうだが
言語の絶滅とは、大変胸が痛い
しかも近くにいる人に伝達するだけで良かったため
文字を持たなかった小数民族言語というのもある
文字を持たなかったのか!それで話者がほんの500人!
それは、為すすべがないかも…
と、そのニュースを聞いて一人おろおろした
言語は宇宙だ
1つの言語で、ほとんどすべてのものが表現できる
せめて今自分が知っている言語でいろいろなものを伝えていこう
色々なものを記録しよう
表現できることに感謝しよう