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Pease Porridge
Pease porridge hot
Pease porridge cold
Pease porridge in a pot
Nine days old
Some like it hot
Some like it cold
Some like it in a pot
Nine days old
豆がゆ熱い
豆がゆ冷たい
豆がゆ鍋の中で
九日たった
熱いのが好きな人も
冷たいのが好きな人も
鍋の中で九日たったのが
好きな人もいる
イギリスのPorridge(ポリッジ)はアメリカでいうオートミールのこと
オートミールというとオートミールクッキーがあるように
原材料名のイメージがあるけれど
ポリッジというと、煮込んでべったりした粥状のもののことかな
Oatmealの"Oat"は、オーツ麦という麦の一種で
昔は燕麦やカラス麦と呼ばれていた
そもそも「オートミール」という単語との出会いは
原作:水木杏子/絵:いがらしゆみこ
の名作「キャンディ・キャンディ」の中の一節
キャンディが密航している時に出会ったクッキーという男の子が
海に放り出されてぶるぶる震えているところで
「オートミールくらいなら」食べられる、とキャンディが船員に言った
なんだろう、なんだろう、オートミールって…と気になって
その後も「オートミール」という単語を聞くたびに反応していたが
実際の食物を見たり食べたりする機会には恵まれなかった
でも色々な人がオートミールについて語っているのを聞いてみると
とにかく
まずい!
らしいのだ
オートミールってどのくらいまずいんだろう…とますます気になって
日本のスーパーでオートミールの箱にやっと出会ったのが
社会人一年生になって一人暮らしを始めたころ
早速買って帰って
小躍りしながらパッケージを開けて
説明書どおりに鍋で作ってみた
オートミール 半カップ
水 半カップ
牛乳 半カップ
塩 少々
ふつふつと煮だってきたところで火をとめて
鍋からお皿に移してスプーンを添えて
ふんふんと匂いを嗅いでみると
粉っぽい香りとなんともいえない甘い香りがする
いざ、一口!
うっ
まずい!
うわ、へこたれそう…
でも、でもでもでも、でもっ
10年越しのせっかくのオートミールとの出会いなのだから、と
そこからの数日
いろいろ格闘してみた
はちみつをかけてみたり
黒蜜をかけてみたり
リンゴのバター煮をのせてみたり
けっこう一生懸命、オートミールくんと仲良くなろうとしてみた
肩を寄せ合う距離にまで近づいてみたけれど
その後、次の一箱を買うには至らなかった
さて、そこから10数年の月日が流れて
ここのところ欧米の児童書を山ほど読んで
必ずといっていいほど「ポリッジ」や「オートミイル」の単語に出会うので
久しぶりにオートミールでも食べてみるかな!という気になってしまいました
近所のスーパーのシリアルコーナーに並んでいるのは
以前と変わらず"Quaker's Oatmeal" この一種類だけ
やはりオートミールくんが、日本に受け入れられる土壌はないのか…
オートミールくん、こんにちは!
早速、開けてみました
麦のぱさぱさ感も以前と変わらず
日本で広く愛されるようにとの願いからか
パッケージにはじゃこや梅やしそをのせたりという
日本のだし汁を使った和風粥の紹介も載っていたのですが
そんなの、白ごはんでやったらいいじゃん!
と私は思うわけです
オートミール 半カップ
水 半カップ
牛乳 半カップ
塩 少々
今回はここに、シナモン2振り
生姜のすりおろし
砂糖少々を加えてみました
完成
見かけだけはとてもおいしそうなオートミールくん
けれど、彼を甘くみてはいけません
ついでにレーズンものせてみました
いっそ洋物の香辛料や具材で彩ったほうが
オートミールくんらしさを生かすことができそうだと思ったので
いただきます
この10数年で、私の舌が変わったのか
もしくはオートミールくんがやはり西洋の具材と妙にマッチする素材なのか
それとも、塩加減がよかったのか
今回のオートミールくんは大変おいしゅうございました
ここ数週間、手軽に作って食べていたので
箱の中身はあと2回分くらいになりました
それから、週末に髪の毛切りすぎて風邪を引いたのですが
オートミールくんは
やっぱり便利な病人食でした
お腹持ちもよい低GI食品です
次の一箱買ってこよう
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追記:んちばさんから情報をいただきました。「えん麦」Wikipediaより引用
イギリスの詩人サミュエル・ジョンソンによるOatsの定義(1755年:A Dictionary of the English Languageより)
Oats : A grain, which in England is generally given to horses, but in Scotland appears to support the people.
燕麦:穀物の一種であり、イングランドでは馬を養い、スコットランドでは人を養う
(この頃、イングランドとスコットランドは仲悪かったのです。多分、今もあんまり。)
スコットランド人がこれに激怒したため
ジェイムズ・ボズウェル(サミュエル・ジョンソンの弟子)が補足(反論)
Which is why England is known for its horses and Scotland for its men.
それ故に、イングランドはその産する馬によって名高く、スコットランドは人材において名高い
口ゲンカはこんな風にやりましょう、というお手本みたいなもの
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